こんにちは。れんと申します。
前回私たちの家づくり体験談を書かせていただきました。
この記事は続きになります。
前回の記事はこちら。
家づくりを考えられている方の参考になれば幸いです。
セキスイハイムvsパナソニックホームズ
いくつかの住宅会社で話を聞き、私たちは「セキスイハイム」と「パナソニックホームズ」の2社で検討をすることにしました。
私たちが当時感じていた2社の特徴は以下になります。
セキスイハイムの良い点
工場で家の大部分を作っている。
セキスイハイムといえばになるかもしれません。営業の方のいわく、家のおよそ8割を工場で作っているそうです。
工場生産のなにが良いかというと、品質の安定性と溶接の頑丈さです。
多くの住宅会社では現場で家を組み立てるので、品質が現場の方の腕に左右される部分がありますが、セキスイハイムではそれを極力減らせます。
また営業の方いわく、鉄骨を溶接しようと思うと大量の電気が必要になるため、多くの鉄骨住宅ではボルトを使います。ただ、セキスイハイムは工場で作るので、鉄骨を溶接することができ、より強い家ができるそうです。
(もちろん、セキスイハイムでもユニット同士などボルトで締めている部分もあります。)
太陽光パネルを多くのせられる。
太陽光パネルと蓄電池を設置して光熱費ゼロの家がセキスイハイムが推しポイントになります。
セキスイハイムの家の多くは平屋根でこれでもかというほど太陽光パネルをのせています。
全面プッシュしているだけあり、比較的安価で太陽光パネルと蓄電池を設置できます。
(それでも初期投資としては高価なものになりますし、太陽光発電の将来性は怪しい部分もありますが…。)
太陽光パネルをたくさん設置したい方、電気代はまだまだ高騰していくと考えている方にはおススメです。
軽量鉄骨の大手ハウスメーカーとしては比較的安価
大手ハウスメーカーが建てる軽量鉄骨の家としては、セキスイハイムは比較的安価な部類になります。
(それでも家としてはめちゃくちゃ高いです!(笑))
ただ、パナソニックホームズと比較しても差はなかったので、一概には言えないかもしれません。
営業の方の知識と提案力がすごい
私たちにご担当いただいた方の話ですみません。
いろいろな住宅会社で話を聞きましたが、セキスイハイムの担当の方がぶっちぎりで頼りになりました。
他のメーカーの家についても非常に詳しく、できないことやセキスイハイムの悪い部分もはっきりと教えてくださるので、安心して家づくりを進めることができました。
近畿圏の方であれば紹介できるかもしれませんので、よければご連絡ください。
「快適エアリー」が魅力
セキスイハイムでは「快適エアリー」という全館空調システムが使われています。
全館空調を設置できるメーカーはたくさんありますが、私たちが感じた快適エアリーの良さは下記の2点です。
・床下の空間を活用した空調
快適エアリーは床下に機械を設置し、床から空気を出して温めてくれます。(1階の場合)
床から温まるので、足元が冷えるということはありません。
さらに機械が床下にあるので、点検や修理も床下に潜れば行うことができます。
住んでから大掛かりな工事が必要ないのも良いですね。
・機械で空気の出し入れを行う第一種換気
セキスイハイムでは家の空気の入れ替えは機械で行われます。これを第一種換気といいます。(快適エアリーに備わっている「エアファクトリー」と呼ばれる設備です。)
これにより、常に新鮮な空気を家で感じることができます。
空気の出し入れどちらも機械で行っているメーカーは意外と少ないです。
さらに熱交換システムと呼ばれる設備も使われているので、外の暑い空気や寒い空気がそのまま入ってくることなく、常に家の中は快適な温度を保ちます。
快適エアリーはいいことづくめの設備に感じますが、デメリットもありますので、後ほどお伝えします。
セキスイハイムの悪い点
見た目が単調
個人的にはセキスイハイムの最大のデメリットだと考えます。
工場生産ゆえのデメリットですが、セキスイハイムの鉄骨造の家はどれも箱のような四角い家で、同じような外観をしているため、見たらすぐに「セキスイハイムの家だ」となります。
好みの分かれる見た目だとは思いますので、気にされる方にはあまり向かないメーカーかもしれません。
間取りの不自由さ
こちらもユニット工法ゆえのデメリットになりますが、個性的な間取りにすることは難しいです。
私たちも窓を設置したい場所にユニットの柱があるので設置できなかったり、なんでも自由に設置できるということはありませんでした。
契約前に間取りについて念入りに確認しておくことをおすすめします。
快適エアリーのガラリが邪魔
ガラリとは快適エアリーの吹き出し口です。
先ほどお伝えしたように、快適エアリーは床から空気の出し入れを行うため、ガラリも床につくことになります。(1階の場合)
SNS上ではこのガラリが邪魔になるという意見が多いです。
さらにガラリは掃除もまめに行わないといけないので、私たちと同じように面倒くさがりな方には不向きかもしれません。
パナソニックホームズの良い点
見た目がおしゃれ
セキスイハイムと比べてになりますが、見た目がとにかく可愛くておしゃれです。
特に「キラテック」と呼ばれる外壁のタイルには力を入れていて、高級感があり、見た目も性能もピカイチです。
セキスイハイムの営業の方も、「外壁タイルはパナソニックホームズが住宅会社の中でも優秀です。」と脱帽されているほどでした。
メンテナンスもほとんどいらずに綺麗な外壁を保ってくれるタイルになりますので、気になる方はぜひ一度見に行ってみてください。
「エアロハス」が魅力的
「エアロハス」はパナソニックホームズの全館空調システムになります。
個人的にはセキスイハイムの快適エアリーより、この「エアロハス」の方が魅力的でした。
特に良いと感じた2点を紹介します。
1.手入れが楽
エアロハスの手入れは半年に1回フィルターを掃除するだけでいいそうです。
セキスイハイムの快適エアリーはこまめに掃除が必要になるので、手入れの楽さは非常に魅力でした。
2.吹き出し口が壁上部にある
快適エアリーが足元から風を送るのに対して、エアロハスは通常のエアコンと同じように上から暖かい風を送ってくれます。
そのため、快適エアリーで邪魔になった床のガラリはありません。
家具の配置を邪魔することがなくなるので、インテリアコーディネートの幅は広がります。
大手ハウスメーカーとしては比較的安価
これは意外だったのですが、パナソニックホームズも大手ハウスメーカーの軽量鉄骨造の家としては比較的安価でした。
それでも当然すごく高いです(笑)。
パナソニックホームズの悪い点
個人的にパナソニックホームズは当たり障りのない優秀なメーカーだと感じますが、強いて言うなら下記の点はセキスイハイムに劣るかと思います。
全館空調が高額
快適エアリーも十分高額な設備にはなりますが、エアロハスは工事が大掛かりになる分、金額はさらに高くなります。
さらに、エアロハスの要である大きなエアコンを設置するスペースが必要になるのも、人によってはデメリットになるかもしれません。
水回り設備はPanasonic製品が基本になる
キッチン・洗面台・トイレなど水回りの設備はPanasonic製のものが標準となり、Panasonic製品であれば割安で設置できますが、それ以外のメーカーだと値引きが少ないため、割高に感じることとなります。
「キッチンはいろんなメーカーから選びたい!」など考えている方には向かないメーカーかもしれません。
ブログ主はどちらを選んだのか…
この2社に絞れたのはよかったのですが、2社とも本当に魅力的で、ここからものすごく悩むことになりました。
夫婦でたくさん話し合い、私たちが最終的に選んだのは
「セキスイハイム」でした。
決め手はいくつかありましたが、大きな要因の1つが担当してくださった営業の方です。
セキスイハイムの方が本当に優秀で、提案力もすごかったので、安心して任せられる「セキスイハイム」にしました。
もちろん、パナソニックホームズの営業の方が悪かったというわけではありませんが、もし2社の担当の方が違っていたら、契約先も違っていたかもしれません。
家の打ち合わせが全て終わった今だから思いますが、営業の方との相性は本当に大切です。
ただ、営業の方だけでメーカーを選ぶのもおかしな話ですので、もし今現在営業の方との相性で悩んでいる方がいたら、変更を申し出た方がいいと思います。
ちなみに、2社の見積もりの金額にそこまで大きな差はありませんでした。
太陽光が多く蓄電池の容量も大きいセキスイハイムが、その分若干高かった感じです。
契約した後もセキスイハイムで良かった部分と悪かった部分がありましたので、そちらも記事にします。
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